夏の花火は屋形船の特等席で楽しみましょう

30 4月
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花火見物の特等席

花火見物に付き物といえば、浴衣に夜店、そして雑踏でしょうか。
花火大会当日の数時間に多くの人が押し寄せるのですから混雑するのは当たり前です。
よほど人気のない花火大会でもない限り、混雑を避けるのは至難の業でしょう。
少し出るのが遅くなっただけで、雑踏の中から抜け出せずに終わってしまうこともあります。
それでは何のために出かけたのかわかりません。
そんな人でごった返している花火大会を、近くからゆっくりと見物することができる特等席があることをご存知ですか。
花火見物の特等席、それが屋形船です。
遮るもののない船の上から花火を思いっ切り楽しむことができます。

人気の隅田川の花火見物

屋形船での花火見物でもっとも人気があるのが隅田川花火大会です。
隅田川の花火大会当日には、隅田川界隈に多くの船が浮かび陸の上の多くの方の羨望の的になっています。
隅田川花火大会は東京の夏の風物詩として定着しています。
東京だけでなく日本でもっとも有名な花火大会なのではないでしょうか。
第一会場、第二会場合わせて約2万2000発の花火が打ち上がるのですから壮観の一言です。
第一会場では両国と全国の花火業者が競い合う花火コンクールが行われ、第二会場では創作花火や速射連発花火などが楽しめます。
他では見られないような花火も楽しむことができ、まるで花火の饗宴といった感じです。
例年の人出は約95万人といいますから、どれくらい大規模な花火大会かがお分かりになるでしょう。
これだけの人が両国・隅田川界隈に集まるのですから、混雑しないわけがありません。
そこでゆっくり花火見物したい方に選ばれているわけです。
360℃開かれた視界いっぱいに広がる大輪の花火は圧巻の一言です。
とどろく花火の音とともにパッと花火が広がるさまはとても幻想的で、一瞬後にはその光が頭上から降り注ぎこの世のものとは思えないほどの絶景が繰り広げられます。
その様を間近に見ることができるのですからこれほど貴重な体験はありません。

西日本で屈指の花火大会

西日本屈指の花火大会でも屋形船は人気です。
西日本の花火大会でもっとも人出が多いのが天神祭奉納花火です。
例年の人出は約130万人と西日本の花火大会ではもっとも多く、この日の川崎公園・桜之宮公園界隈は多くの人でごった返します。
この天神祭奉納花火も船上から楽しむことが可能です。
天神さまに奉納する花火であるため、乗船する船は船渡御奉拝船(水上バス)と呼ばれ、花火を見物できるだけでなく船渡御への参加という貴重な体験ができます。
船渡御奉拝船に乗船すれば、たっぷり3時間の間花火と船渡御を楽しむことができます。
天神祭奉納花火に次いで人気なのがなにわ淀川花火大会です。
例年約43万人の人が見物する大きな花火大会で、こちらも遊覧船に乗れば船上から花火を見物することができます。

江戸時代から続く舟遊びの伝統

ただ、もともと水上バスと遊覧船ですから、首都圏の屋形船のように設備は整っていません。
なぜこれほど便利に進化したのか不思議なほどです。
船宿を守ってきたからのサービス精神の賜物なのか、それとも江戸時代から続いた伝統があるからでしょうか。
多くの人が思い浮かべる舟遊びの風情を残しながらも、エアコンやカラオケ、水洗トイレが完備されるなど最新の技術が詰め込まれています。
どちらにしても、船の上での過ごしやすさや遊びやすさはきっと全国一でしょう。
全国各地に遊覧船はありますが、これほど舟遊びの楽しさを感じられるところはありません。
戦争とその後の貧困により途中で伝統が途絶えたことがあるとはいえ、江戸っ子のDNAに刻まれた何かがあるのかもしれません。
まだ屋形船で花火見物をされたことがない方はぜひ一度体験してみてください。

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